BB規格と剛性・異音問題に関して
皆様こんにちは
暑いので、ちょっと寝坊すると外を走るのが嫌になっている私です\(^o^)/
さて、ニュ−フレームを考えるにあたって、考慮すべきポイントの一つとしてBBの規格というものがあります。
今日はそれらについて、まとめていきたいと思います。
※この記事を書くにあたって、いろいろなブログを参考にさせていただいておりますが、私のオリジナリティは「皆様からの情報を整理して分析している点」だけです。某ST◯P細胞みたいな態度は非常に気に入りません。
さて、閑話休題
1.BBの種類
以下のサイトが詳しいですが、現在の有名ドコロはBB30(PF30)、BB86というところでしょうか。その他の規格は以下のサイトをご参照ください。
どちらもプレスフィット式です。
このプレスフィットというのが、フレーム内にベアリングを圧入するタイプでフレームでBB86は横86mm/経41、PF30が横68/経46の企画のようです。
簡単にまとめると、
BB86は長く、細い、シマノクランクが標準でつく規格。
PF30は太く、短く、シマノクランクを取り付けるためにアダプターが必要な規格。
です。
2.BBの剛性に関して
そもそもとして、BBはなんのためのパーツなのでしょうか?私の考えではBBとは「ペダリングによるエネルギーを発生させるためのクランクを支持するためにフレームとの間に配置される部品」です。
↑間違っていたらすみません。
そのエネルギーを無駄なく、チェーン、ひいてはホイールに伝えるために、BBが変形することなく支える必要があります。変形をしてしまいますと、異音が発生したり、変形のためにエネルギーを消費してしまいます。そのために、高い剛性(=変形しにくさ)が求められます。
以下のサイトでは各社のロードバイクフレームのいろいろな剛性を比較しています。
少し古いデータですが、こう見ているとやはり、大径のOSBB(TARMAC)がすごいのかと思いますが、CanyonやBMCなどは小径(BB86)なので、各社のフレームとの兼ね合いというところもあるのでしょう。ココらへんはフレームとの相談になると思われます。
3.気になるBB周りの異音問題
さて、ここでよくプレスフィットタイプのBBで言われる異音問題ですが、お気に入りの
SINGOMANさんのブログを紹介させていただきます。
BB30終了のお知らせ BB30クランクは買うな - SINGOMANのブログ
簡単に、私なりの理解を記載すると以下のようになります。
(1)プレスフィットタイプのBBはクランクとフレームにBBのベアリング部分が挟まれます。
(2)なので中を通るクランクが回転する際に、上記のフレーム、BB(ベアリング)、クランクの精度が甘いと間に挟まっているベアリングが動いて、すなわち内外に打ち付けられて異音が生じる。
(3)ここでBB86であると、クランクはほぼシマノ製のため精度が高く、打ち付けにくいと思われる。
(4)[これは私の感覚ですが]BB86のように軸受けが長いとてこの原理が働き、少ない力で抑えられるため、そもそも打ち付ける力を抑えられる。
(5)一方のPF30タイプのクランクのメリットは大径のため(30mm)変形量が少ない。しかしデメリットとしては軸受けが短い。そこを解消したのがBB386という規格だが、そもそもBB86とシマノの組み合わせでいいじゃん。
4.各社の採用BB
最後に、こちらのサイトが2014年以降の各社採用のBBの変遷をまとめています。
これらの情報をもとにハッピーな自転車ライフを!